類別叙述トリック集成

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叙述トリック短編集

似鳥鶏 / 2018

ネタバレ度:中
メタ
叙述N-逆手
媒体固有T-共通/予告と挑戦T-小説/装丁と外装T-小説/章題と目次
効果E-仕掛けは隠されている
媒体小説

⚠️ このページは作品の核心(真相)に触れます。未読・未視聴の場合はご注意ください。

まだ読んでいない方へ。この下は真相に触れます。

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仕掛けの要約【ネタバレ】

「この本の全編に叙述トリックがあります」と、読む前に宣言している。

題名がそのまま予告になっており、

帯にもすべての短編に仕掛けがある旨が明記されている。

さらに巻頭には読者への挑戦状が置かれ、

各話のヒントまで与えられている。

それでも読者は騙される。

加えて、本のカバーと帯そのものが騙し絵になっている。

仕掛けは本文の中だけでなく、手に持っている物体の表面にも置かれている

騙しの技術

先に告げる。

仕掛けの存在を隠さないどころか、題名にして売る

読者は身構える。

しかし身構えた読者は「どこに仕掛けがあるか」を探し始める——

探している場所以外が無防備になる。

ヒントまで与える。

挑戦状で手がかりを渡すことで、読者の注意を特定の方向へ向けさせる

注意を集めることは、注意をそこ以外から外すことでもある。

短い形式を選ぶ。

一話が短いため、読者が身構えを維持したまま読み切れる

にもかかわらず破られる、という体験を何度も反復させる

外装にも置く。

カバー・帯は本文ではない

読者は本文を疑っても、手に持っている物の表面は疑わない

電子で読むと、この部分は成立しない。

フェアプレイの担保

仕掛けの存在・個数・ヒントまで事前に開示されている

効き目

弱点・破綻しやすい点

仕掛けまでの助走が短く、驚きの振れ幅が長編に劣る

流通形態によって作品が変わってしまう

読み返してみませんか。

仕掛けを知ってから読むと、同じ記述が別の意味で通ります。

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