類別叙述トリック集成

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倒錯の死角

折原一 / 1988

ネタバレ度:致命
メタ
叙述N-時間の並行N-人物の同一と別N-語り手の信頼性N-語りの階層
媒体固有T-小説/記録という体裁
効果E-語り順=時系列E-描かれた全部が同じ世界E-語り手は正しく知覚している
手段M-人物すり替え
媒体小説

⚠️ このページは作品の核心(真相)に触れます。未読・未視聴の場合はご注意ください。

まだ読んでいない方へ。この下は真相に触れます。

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仕掛けの要約【ネタバレ】

同じ作者の作品群に共通する型が、最も濃く詰め込まれた作品。

仕掛けが一つではなく、四つ重なっている

読者は交互配置から二つの視点を同時進行だと読み、

記述された行動を実際に起きたことだと読み、

記録に現れる人物をその名の持ち主だと読む。そのすべてが外れる。

騙しの技術

交互配置で、同時進行だと思わせる。

二つの視点を行き来する形式が、両者が同じ時間を共有しているという印象を作る。

形式は時間関係を主張していないが、読者が補ってしまう。

記録という体裁で、人物を差し替える。

片方の視点は日記という形をとる。

書き手が本人であるという保証は、形式の中にはない

語り手の状態を、性格の描写として置く。

妄想と現実の区別がつかないことは、執着の強い人物像として読める形で書かれている。

読者はそれを人物造形として処理し、記述の信頼性の問題としては扱わない

最も外側に、もう一つの層を置く。

全体が作中で書かれたものだったという枠が最後に現れる。

どこまでが「起きたこと」なのかが、最終的に確定しない。

フェアプレイの担保

効き目

弱点・破綻しやすい点

読み返してみませんか。

仕掛けを知ってから読むと、同じ記述が別の意味で通ります。

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