類別叙述トリック集成

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模倣の殺意

中町信 / 1973

ネタバレ度:致命
メタ
叙述N-時間の並行N-時間の順序N-人物の同一と別
媒体固有T-小説/呼称の揺れ
効果E-語り順=時系列E-同じ名前=同じ人物E-描かれた全部が同じ世界
媒体小説

⚠️ このページは作品の核心(真相)に触れます。未読・未視聴の場合はご注意ください。

まだ読んでいない方へ。この下は真相に触れます。

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仕掛けの要約【ネタバレ】

二人の人物がそれぞれの立場から、ある作家の死を追う。

その二つの調査が交互に語られるため、読者は同じ一つの死を追っていると読む

実際には、追われているのは別々の死である

二つの調査のあいだには一年の隔たりがあり、

同姓同名の別人が、一年違いの同じ日付に死んでいる。

日付が一致していることが、同一の事件だという確信を強める方向に働く。

騙しの技術

交互配置で、同時進行だと思わせる。

二つの調査を交互に置くだけで、読者は並走していると読む。

構成は形式であって、時間関係の主張ではない——この穴を使う。

同姓同名を用意する。

名前が同じであれば同じ人物だ、という前提は極めて強い。

どちらの名も正しく、嘘は書かれていない

日付を一致させる。

月日が同じであることが、偶然ではなく同一性の証拠として読まれる。

年が違うという一点だけが伏せられている。

フェアプレイの担保

効き目

弱点・破綻しやすい点

読み返してみませんか。

仕掛けを知ってから読むと、同じ記述が別の意味で通ります。

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