類別叙述トリック集成

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EVE new generation

打越鋼太郎 / 2006

ネタバレ度:致命
メタ
叙述N-時間の並行N-時代と時期N-人物の同一と別
媒体固有T-ゲーム/ルートと分岐T-ノベルゲーム/システムの嘘
効果E-描かれた全部が同じ世界E-語り順=時系列
媒体ゲーム

⚠️ このページは作品の核心(真相)に触れます。未読・未視聴の場合はご注意ください。

まだ読んでいない方へ。この下は真相に触れます。

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仕掛けの要約【ネタバレ】

二つの視点を切り替えて進める形式そのものが、仕掛けの土台になっている。

二人の主人公の物語が並行して語られ、プレイヤーは視点を切り替えながら進める。

片方だけを進めると行き詰まり、もう片方を進めることで先へ進めるようになる。

プレイヤーはこの構造から、二つの視点は同じ時間を別の角度から見ていると受け取る。

実際には両者のあいだに時間のずれがある

そのずれによって、一方の人物が別の人物の犯行を目撃したと認識する場面が生まれる。

目撃そのものは起きているが、それがいつの出来事なのかが食い違っているため、

見たものの意味が変わる。

加えて、登場人物の記憶が失われていることが明かされないまま進む箇所があり、

そこまでに見聞きした情報が誤っていたと後から分かる展開が繰り返される。

騙しの技術

視点の切り替えを、同時進行の証拠として読ませる。

二つの視点を行き来する形式は、両者が同じ時間を共有しているという印象を作る。

形式は時間関係を主張していないが、プレイヤーが補ってしまう。

日付を示したうえで、ずらす。

日付は画面に提示される。プレイヤーはそれを確定した事実として処理する

一日のずれは、二つの視点を突き合わせるまで検算されない。

目撃という最も強い証拠を、意味の違うものにする。

見たこと自体は嘘ではない。いつ見たかが違うだけで、結論が反転する。

記憶が失われていることを伏せる。

語り手が自分の記憶の欠落を認識していないため、

語りは誠実なまま、前提が誤っている状態が保たれる。

フェアプレイの担保

効き目

弱点・破綻しやすい点

読み返してみませんか。

仕掛けを知ってから読むと、同じ記述が別の意味で通ります。

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