類別叙述トリック集成

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神様ゲーム

麻耶雄嵩 / 2005

ネタバレ度:致命
メタ
叙述N-逆手
媒体固有T-小説/章題と目次
効果E-提示された解決は真相E-真相はひとつに定まるE-読者は物語の外にいる
媒体小説

⚠️ このページは作品の核心(真相)に触れます。未読・未視聴の場合はご注意ください。

まだ読んでいない方へ。この下は真相に触れます。

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仕掛けの要約【ネタバレ】

自分を神だと名乗る人物が登場し、事件の犯人を最初に断言する

推理小説の手順——手がかりを集め、推理し、犯人に到達する——が、冒頭で飛ばされる。

問題はここから先で、その断言を信じるかどうかで、作中の真相そのものが変わる

与えられた情報から筋道立てて推理すると、断言とは別の結論が出る。

どちらが正しいかを決める材料は、作中に用意されていない。

真相を決めるのは、読者が何を信じるかである。

推理小説では「探偵の推理は本当に正しいのか」という疑いが探偵の側の問題として扱われるが、

本作はそれを読者と物語のあいだの問題に移し替えている

騙しの技術

答えを先に出して、手順を無効化する。

犯人が最初に示されるため、読者は「誰が犯人か」を追う姿勢を取れない。

にもかかわらず推理の材料は与えられ続けるので、読者は自分で推理を始めてしまう

その推理が断言と食い違ったとき、読者は選択を迫られる。

断言する側の正当性を、作中で検証しない。

神を名乗る人物が本当にそうなのか、単に鋭いだけなのかは決着しない。

どちらとも読める状態が最後まで保たれる

目次そのものに構造を仕込む。

章題が左右対称に並ぶ構成になっており、本文の外側にある要素

作品の性格を先に示している。

フェアプレイの担保

効き目

同じ本を読んだ二人が、違う真相を持って読み終える

作中の議論ではなく読者の体験として成立させている

弱点・破綻しやすい点

読み返してみませんか。

仕掛けを知ってから読むと、同じ記述が別の意味で通ります。

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